2024.11.22
地球には人間以外にも
たくさんのいのちが暮らしています。
食べたり、眠ったり、子育てをしたり。
水族館は多彩ないきものの生活に
ふれられる場所です。
いきものの生きる姿を間近に感じることが
地球環境やいのちの大切さを思う
きっかけとなり、
未来を創造するこどもたちの
チカラを育むことができたら。
AQTIONは京都水族館・
すみだ水族館から発信する、
未来をつくるプロジェクトです。
人間も動物も植物も。海も空も大地も。
地球まるごと、健康でしあわせな
未来をつくることが目標です。
いきものにふれ、近くに感じたからこそ得られるこどもたちの興味関心を育みます。楽しみながら環境問題への気づきや、視野を広げる想像力を養うきっかけづくりを目的としています。「アクアアカデミー」に参加したこどもたちの小さな気づきの芽が、未来の地球を変えていくような大きなうねりの一端となることをめざしています。
行政や地域企業と連携し、地域のこどもたちの教育活動を行っています。京都市内の幼稚園では移動水族館「京都水族館クラゲSTUDIO」やワークショップの開催、小学校ではオオサンショウウオの生態を学ぶ環境学習の出張授業、企業や団体と共同開催するワークショップなど、いきものや環境を通じていのちの尊さや、身近な自然環境を大切にする心を育むプログラムを実施し、地域貢献に取り組んでいます。
京都市動物園・京都府立植物園・京都市青少年科学センターと「かけがえのない生態系に関する事業連携」「次世代への京都の自然環境の継承および体験・啓発」「幅広い情報発信と職員交流の推進」を三本柱とした事業連携を行っています。それぞれの専門性を生かした展示協力やイベントの共同企画などを通して、次世代へ京都の自然環境の継承を呼びかけるさまざまな取り組みを行っています。
京都の原風景を再現した「京の里山」エリアでは、水、いきもの、食物、そして人とのつながりや、生物多様性の大切さを伝えています。
日常生活で田んぼを目にする機会が少ない子どもたちに、田植えから脱穀・精米・しめ縄づくりまで、昔の人々の苦労を体験しながらお米を育てる過程を学ぶほか、四季折々の姿を見せる里山で、1年を通じたプログラムを行っています。
国の特別天然記念物であり、生きた化石といわれるオオサンショウウオ。ところがここ数年、鴨川水系では外来種のチュウゴクオオサンショウウオと在来種との間の交雑個体が多く見られ、その問題は深刻化しています。京都水族館は京都市や京都大学が中心に行っているオオサンショウウオの生息調査に参加し、捕獲された個体の一部を館内に展示。教育普及活動にも取り組み、交雑問題を発信する啓発活動も行っています。
京都には豊かな水環境が形成され、多彩ないきものが生息していますが、近年は環境の変化により、多くの種が絶滅の危機に瀕しています。京都水族館では京都府に生息する絶滅危惧種の保全を目的とし、淡水魚や両生類の生息域外保全や飼育下での繁殖に取り組んでいます。技術向上のため他府県種や外国種の繁殖も試みてきた結果、これまで例のない種の繁殖にも成功するなど、種の保全に寄与しています。
立教大学名誉教授、(公社)日本環境教育フォーラム理事長
日本における環境教育のパイオニアとして環境教育の構築と普及、国際化を主導。
またヨハネスブルグサミット(2002)において、日本政府やNGOと共に国連ESD(持続可能な開発のための教育)の10年を提案し、その後の国内外の取り組みを主導し、SDGs推進のためにはESDが必須であるとする2019年の国連決議“ESD for 2030”の流れをつくる。
また日中韓政府レベルの環境教育ネットワークであるTEENの設立を始めアジア太平洋地域や環太平洋地域の環境教育/ESDネットワークの構築に尽力。
現在は環境教育の普及やESDによる地域創生、SDGsなどに取り組んでいる。
青森大学客員教授、IUCN-CEC委員、日本環境教育研究所長等。
こどもの育ちとあそびの専門家
慶應義塾大学商学部卒業後、玩具メーカー(株)エポック社にて、知育玩具等の商品企画開発に携わる。その後、KCJ GROUP (株)にてキッザニア東京の立ち上げに参画。子どもの体験アクティビティの開発や学校向けキャリア教育プログラムの開発、環境問題など社会課題と仕事体験を関連付けたプログラム開発などにも関わる。現在は独立し、あそびの専門家として、保育園の立ち上げ支援や親子ワークショップの実践、こどもに関わる大人のための講座や研修等を行う。著作『あそびのじかん-こどもの世界が広がる遊びとおとなの関わり方』英治出版。
約款はこちら 約款改定日:2023年1月5日