■第1回 「里山で遊ぼう!~田植え編~」
2023年5月13日(土)、雲間から時折日が差す田植え当日。
今年は、事前抽選に当選した年間パスポート会員14名と一緒に田植えに挑戦です。
お子さまたちは「田植えをするのははじめて」「泥に触りたい!」と、緊張と楽しみな気持ちが入り混じる様子です。
そんな参加者の皆さんに田植えを教えてくださるのは、地元の農家さん。そして、田植えをサポートするのは、京都水族館の飼育スタッフです。
実は、今年参加した飼育スタッフの多くは今年の4月に入社したばかりの新入社員、つまり「田植えビギナー」!お子さまたちと一緒に初めての田植えにさっそく挑戦です。
地元の農家さんに田植えのやり方を教えていただく様子
「あめんぼ」チームと「とんぼ」チームに分かれて、全4面の田んぼに田植えをするのがこの日の目標です。
田んぼに入ったお子さまたちからは、「冷たい」「歩きにくい」など、さまざまな感想が飛び交います。はじめこそ慣れない様子でしたが、すぐに歩くコツをつかんでいました。
田植えでは、苗を植える目安となる等間隔に印のついたヒモが使用され、農家さんに教えていただきながら苗を植えていきます。苗同士の間隔が狭すぎると苗に十分な栄養が行き渡らなくなったり、土の中までしっかり植えないと苗が横に倒れてしまったりするので、最初はなかなか難しい作業です。
「もっと土を寄せて植えてね」と農家さんにアドバイスをいただきながら、ゆっくりと植えはじめましたが、時間が経つにつれてどんどん慣れてきてスピードアップ!予定よりも早く4面すべての田んぼが青々とした苗に彩られました。
また、田んぼの中をよく見てみると、アメンボやオタマジャクシなど、さまざまないきものがいることに気づきます。田植えの合間には、田んぼを覗いていきもの観察も楽しみました。
手植えによる田植えは、人手が必要になり、また時間もかかるとても大変な作業です。農家の方々のおかげで、おいしいお米を食べられるということを肌で感じる貴重な時間となりました。
田植えを終えたら、次は稲刈りです。稲刈りまでの間には、田んぼの水を抜いて、土にヒビが入るまで乾かす「中干し」という作業を行います。このようにすることで、稲の成長を促すことができます。皆さんに田植えをしていただいた田んぼは、収穫の日を迎えるまで、飼育スタッフが大切に見守ります。
参加したお子さまたちからは、「次も参加したい!」と、すでに収穫を待ちわびる声が上がりました。
雨が続く梅雨と日差しの強い夏を経て、ようやく迎える実りの秋。ぜひ、稲の成長を見守ってください。
※プログラムは「稲刈り」「脱穀・精米」「しめ縄作り」を予定しております。
※開催日時・応募期間は決定し次第、公式ウェブサイトでお知らせします。
京都水族館では、未来の地球にバトンをつなぐ、サステナビリティ推進プロジェクト「AQTION!(アクション)」を行っています。
水族館だからこそ見えてくる地球や社会の課題に対して、未来を担うこどもたちや地域社会と一緒に取り組みます。
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