■誕生から成長の記録
2022年9月30日、ハンドウイルカの男の子が誕生しました。「地域の方々をはじめ、多くの方に末永く、親しまれ愛される存在に」という願いを込めて、京都の伝統産業のひとつである西陣織の品種「紬」から、ツムギと命名しました。
お母さんのキアに寄り添って泳ぐツムギ
誕生後、約1カ月間は、飼育スタッフがイルカの親子の体調に異常がないか長時間にわたって注意深く観察する「ワッチ」を毎日行っていました。
2022年12月20日~2023年4月9日までの一部日程では、飼育スタッフが日頃行っているワッチを体験する「イルカの親子ワッチ」のプログラムを開催しました。飼育スタッフがイルカの赤ちゃんの特徴について解説し、お客さまにはツムギの呼吸の回数を数えるワッチにも挑戦していただきました。
キアと一緒に泳ぐツムギ(2022年12月撮影)
生まれた時は120㎝ほどだった体長も、いまでは約2mまで大きくなり、ツムギの成長を感じることができます。
最近のツムギは、飼育スタッフとあそぶことが大好きなようす。体を撫でてもらったり、胸びれを振ってみたり、吻先(ふんさき)で飼育スタッフの手を押し返してみたり、さまざまなあそびに興味津々です。
さらに、ごはんの魚を食べる練習にも取り組んでいます。まだ魚を口に含んであそぶような感覚ですが、少しずつ覚えていろいろな魚が食べられるように飼育スタッフと一緒に練習をしています。
お母さんキア(写真上)と一緒に過ごすツムギ(写真下)
お母さんのキア、水族館スタッフとともにツムギの成長を見守ってきてくださった皆さま、ありがとうございました。
9月30日は京都水族館でツムギの誕生日を一緒にお祝いしましょう。
もうすぐ1歳の誕生日!