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2024.08.15
京都に所在する4園館「きょうと☆命いのちかがやく博物館」は、
いきものに親しむ様々なイベントを開催しています。
京都市動物園・京都市青少年科学センター・京都府立植物園・京都水族館の4園館は、「いのちかがやく」を共通のコンセプトに「きょうと☆いのちかがやく博物館」として連携協定を締結し、かけがえのない自然環境の次世代への継承、そして地域や社会の活性化を目的として、一年を通して様々な交流連携事業を展開しています。
この度は、今年の4月と7月に、「きょうと☆いのちかがやく博物館」の4園館に加えて、きょうと生物多様性センター、京都市都市緑化協会と一緒に開催したワークショップイベントのようすをレポートします。
●2024年4月13日(土)「野生動物学のすすめ2024@京都市動物園」
2024年4月13日(土)~4月14日(日)、講演会を中心に、体験型ワークショップや野生動物の生息地で調査を行っているNPO団体によるブース出展を行う「野生動物学のすすめ2023」が京都市動物園で開催されました。
京都水族館は、13日(土)に「きょうと☆いのちかがやく博物館」ブースとして出展し、いきものに親しんでいただくワークショップを実施しました。
今回実施したワークショップは「アザラシのゾートロープ(回転のぞき絵)を作ろう!」です。
回転するゾートロープを覗くとアニメーションのように動く絵が見え、アザラシがどんな泳ぎ方をするのか知ることができます。いつもとは違う見方や観察をする楽しさを伝えるクラフトです。
まずはゾートロープの台紙に泳いでいるアザラシのイラストシートを順番に貼っていきます。
イラストシートを貼り終えたら、台紙を輪っかにして吊り下げ用の紐を外側に貼り付けたら完成です!
アニメーションをよく見てみると、アザラシは後ろ肢を使って泳いでいることが分かります。
子どもたちはゾートロープをねじって回転させ、会場に投影していたアザラシの映像と一緒にアザラシの泳ぎ方を観察していました。
飼育スタッフが館長となって、アザラシの生態や京都水族館で暮らすアザラシ「ヒカル」への愛と魅力を余すことなくお伝えするイベント「岡本莉奈の水族館~アザラシ「ヒカル」のポテンシャル展~」が開催中だったこの日。
「岡本莉奈の水族館」展示ブースをプロデュースした飼育スタッフ 岡本によるアザラシ解説も実施しました。
「アザラシってどんないきもの?」「どこに生息しているの?」「アザラシとオットセイの違いは?」など、アザラシの生態や観察ポイントなどについてお話ししました。
ご参加いただいた皆さまが真剣に話を聞いている姿がとても印象的でした。
各施設が実施したワークショップも一部ご紹介!
京都市動物園はフィールドビンゴを行いました。動物園のスタッフと一緒に、カードに指示されたお題のいきものを探して園内を回りました。
京都市青少年科学センターは、疏水で見られるプランクトンの観察です。子どもたちと一緒に池の水を採集し、水中にはどんな生物がいるのか顕微鏡で観察しました。
種類がだんだんと減ってきている山や野原の草花。
理由の一つとして、野生のシカが増えすぎたことが挙げられています。
京都市都市緑化協会は、シカと植物の関係についてパネルやクイズで解説しました。
●2024年7月6日(土)「きょうと☆いのちかがやく博物館」in梅小路公園手作り市
毎月第1土曜日、京都水族館のすぐ近くにある梅小路公園で開催している「梅小路公園手作り市」。
7月6日(土)に、京都水族館は「きょうと☆いのちかがやく博物館」として“いきもののうんち”をテーマにしたブースを出展しました。
梅雨真っ只中だったこの日、屋外テントでの出展のため雨が心配でしたが、天候に恵まれ無事開催!
開催場所が京都水族館すぐ近くということもあり、「これから京都水族館に行きます!」という家族連れの方に多くご参加いただきました。
一言で“うんち”といっても、いきものの種類によって、色、形、大きさなどがさまざま。
京都水族館ブースでは、いきもののうんちがどこから出てくるのか、3択クイズに挑戦してもらいました。
意外と難しい「いきもののうんち」クイズ。
飼育スタッフが写真やぬいぐるみを使ってヒントを出していきます。
最後には
「イルカのうんちは水に溶けてしまうんだよ」
「ペンギンはおしっこが出る場所とうんちが出る穴は同じだよ」
などのいきもののうんちにまつわる豆知識を交えながら、飼育スタッフと一緒に答え合わせをしました。
“うんち”がテーマだったこともあり、子どもたちも楽しそうにお話を聞いたり、飼育スタッフに質問したりしていました。
参加のお子さまからは
「面白かった」 「これから水族館に見に行く」
などの感想をいただきました。
各施設が実施したワークショップも一部ご紹介。
京都府立植物園は「いきもののうんちく」クイズにチャレンジ!
植物園でも、いきもののうんちが肥料として活用されていることを解説しました。
きょうと生物多様性センターはフィールドサインクイズを開催。
写真のうんちはどのいきものの落し物なのか、クイズを通して生物多様性について考えました。
イベントに参加してくださった皆さま、どうもありがとうございました。
ワークショップを通じて、いきものに興味をもつきっかけとなれば嬉しいです。
「きょうと☆いのちかがやく博物館」連携ワークショップは今後も実施していきますので、その際にはぜひお越しください。
今後も京都水族館は、地域と連携し、次世代を対象としたさまざまな企画に取り組んでいきます。