飼育スタッフ個人が館長をつとめる
小さな水族館できました
こんなにも至近距離でヒキガエル展
飼育スタッフ個人が館長をつとめる
小さな水族館できました
こんなにも至近距離でヒキガエル展
私にとってヒキガエルは、
特別であり、日常でもあります。
幼い頃から両生類と爬虫類に
強い興味を持っていた私は、
ごく自然な流れで、
大学時代にも専門として
それらのいきものを研究しました。
そんな中、ヒキガエルを研究する
チャンスが訪れたのです。
研究に伴い自宅でもヒキガエルを
飼い始めた私は驚きました。
これまで飼育してきた
様々なカエルたちとは、
魅力が段違いだったからです。
5分ほどじっくり眺めてみてください。
個体による外見や
性格の違いが見えてきます。
間違えてオス同士で抱きつくと、声をあげ、
まるで会話するような行動を起こすこと。
また人がごはんをくれるのを、
ちゃんと覚えてくれること。
私は現在も自宅で、
5匹のヒキガエルと暮らしています。
その唯一無二の存在感は、
私の心を特別に惹きつけて止みません。
ヒキガエルは、近くで観察して初めて、
見方が変わるいきものです。
率直に言ってとてもかわいいのです。
そのつぶらな瞳やぷにぷにした手足を、
絶対にみなさんにも一度
じっくりと眺めていただきたいのです。
おそらく、人生で最も近い距離で
ヒキガエルを見る体験になると思います。
この機会を決して逃さないでください。
石川薫の水族館 館長
石川薫
石川 薫
京都水族館展示飼育チーム、魚類担当の飼育スタッフ。2021年4月入社。ヒキガエルをこよなく愛し、大学時代には両生類を専門として研究していた。現在、自宅では5匹のヒキガエル(ミヤコヒキガエル1匹、ニホンヒキガエル2匹、ナガレヒキガエル2匹)とともに暮らしている。今回の個人水族館プロジェクトを通して、ひとりでも多くの人にヒキガエルの魅力を伝えたいと意気込んでいる。ほどよくふっくらとして顔立ちがしっかりしている個体が特に好き。
超至近距離で
ヒキガエルを観察できる
おそらく初の体験。
今回用に特別制作した
特殊水槽でのヒキガエル観察。
ひとりのスタッフの興味や関心を最大限に発し、そのスタッフの名前を冠とした小さな水族館を作るプロジェクト。飼育スタッフが順番に館長となって、個人的にどうしてもみなさんに見せたいいきものを展示していきます。展示内容も、方法も、そのスタッフ次第なので、次回以降がどうなるかも、現時点では誰にもわかりません。
公式サイトはこちら