2022.03.01
京都水族館(所在地:京都市下京区、館長:松本 克彦)は、当館で飼育するハンドウイルカ「キア」の妊娠が判明しましたのでお知らせします。
妊娠については、2021年11月初旬に、体調管理のため定期的に行っている血液検査で兆候が示され、その後の超音波検査で胎仔の動きを確認しました。現在妊娠5カ月目に入っており、2022年9月下旬に出産を迎える予定です。なお、父親は赤ちゃんの誕生後にDNA検査を行い特定します。
当面、イルカパフォーマンスは「キア」の体調を見ながら継続しますが、9月以降は安心して出産を迎えるための環境づくりを優先し、イルカパフォーマンスなどを中止させていただく予定です。
なお、「キア」の妊娠は、今回で2回目となります。2020年11月に初の妊娠が確認され、2021年8月7日にオスの赤ちゃんを出産しましたが、吻先から生まれる逆子であり遊泳力が弱く、残念ながら約5時間後に死亡いたしました。その後、「キア」の体調管理を続けながら、回復が確認された段階でほかのイルカと同じプールでの生活を再開しています。
イルカの繁殖については、仔獣が順調に成長することが難しいとされておりますが、当館は昨年の経験も踏まえ、専門家や他園館の協力も仰ぎながら出産に備えてまいります。
元気な赤ちゃんの誕生にむけて、皆さまのご声援とご理解をよろしくお願いいたします。
妊娠個体について
個 体 名:キア(雌)
年 齢:推定12歳(出産時は13歳)※2011年12月22日 京都水族館での飼育開始
出産予定日:2022年9月下旬