2025.01.08
京都水族館(所在地:京都市下京区、支配人:坂野 一義)は、2025年1月9日(木)~3月15日(土)の期間、サケの卵であるイクラの成長とサケの生態、種類ごとの違いについて学ぶ展示「育て!いくらちゃん2025」を開催しますのでお知らせします。
「育て!いくらちゃん」は、サケの卵のイクラがふ化し、成長して稚魚になるまでの約2カ月間のようすをご覧いただく企画展で、2014年から始まり今年で10回目を迎えます。今年は、すでにふ化したサケの稚魚を展示するほか、京都水族館で過去に展示してきたイクラとサケの稚魚の成長のようすをまとめた動画の上映、ふ化後のサケの成長過程を紹介するパネルを展示します。また、20種のサケの仲間のうち、私たちの食文化に特になじみのあるシロザケ、ギンザケ、ベニザケ、ニジマスの4種のサケに焦点を当てた展示を行います。4種類のサケの特徴をパネルで紹介するほか、サケ料理の食品サンプルを展示し、それぞれがどのような料理に使用されるのかご紹介します。
例年の企画展では、サケの卵であるイクラを展示し、稚魚になるまでのようすを紹介してきましたが、今年は、温暖化の影響などによるサケの不漁が続き、残念ながらイクラを展示することができません。そこで今年は、温暖化により生態系に影響が出ていることや、豊かな自然環境を守る大切さを学ぶきっかけにしてほしい、身近な食文化の観点からいきものをより深く知ってほしいという思いを込めて「育て!いくらちゃん2025」を開催します。
2025年2月23日(日)には、企画展の開催を記念し、一般社団法人大日本水産会 魚食普及推進センターの水産長官任命「お魚かたりべ」として活動される早武 忠利氏を講師としてお招きし、サケ、マス、サーモンなどさまざまな名前で知られるサケの違いと見分け方を学ぶワークショップ「なぜなぜ?ハテナ?サケの種類と名前のフシギ」を開催します。
また、ボリューム満点な「サーモンフライサンド」や、イクラをモチーフにしたスイーツ「いくらちゃん丼」など、新飲食メニューも期間限定で登場します。
今年の冬は、京都水族館でサケの生態や特徴を学んでお楽しみください。
1.「育て!いくらちゃん2025」概要
①イクラからサケまで成長するようすを映像とパネルで紹介
京都水族館では例年、サケの保全活動を行う「サケのふるさと由良川を守る会」からサケの卵のイクラを一時的にお預かりし、稚魚になるまで飼育・展示を行ってきました。しかし、今年は、温暖化による海水温上昇が要因の一つと推察されるサケの不漁が続き、例年のようにイクラを展示することができません。
今年は、すでにふ化したサケの稚魚を展示するほか、過去に展示したイクラの成長記録をまとめた動画を上映します。イクラがふ化し、サケの稚魚になるまでの成長のようすをお楽しみいただけます。また、ふ化後の成長過程と外洋の回遊を終えてふるさとの川に回帰するサケの習性や、サケの来遊数がどれだけ減少しているのかが分かるパネル展示を行います。
展示期間:2025年1月9日(木)~3月15日(土)
場 所:1階「京の川」エリア ※ いきものの状況などにより展示を中止する場合があります。
2.期間限定飲食メニュー概要
「育て!いくらちゃん」の開催を記念して、サケを使ったメニューやイクラをモチーフにした限定飲食メニューを販売します。
■サーモンフライサンド
人気のサーモンフライを挟んだボリューム満点のサンドが新登場。カラフトマスを使ったサクサクのフライに、定番のタルタルソースをかけてレモンをトッピングしたひと品です。サクッと食べやすいのにおなかいっぱい満たされるサンドをぜひお楽しみください。
販売開始:2025年1月9日(木)
販売場所:ハーベストカフェ
販売価格:700円(税込み)