2025.03.24
京都水族館(所在地:京都市下京区、支配人:坂野 一義)は、2025年3月29日(土)~5月16日(金)の期間、4月25日の「世界ペンギンの日」を記念して、野生下で絶滅の危機にひんしているケープペンギンについて学ぶ特別展示「もっと知ってね!ケープペンギン」を開催しますのでお知らせします。
京都水族館では現在、51羽のケープペンギンが暮らしており、水中を泳ぐ姿や陸場で過ごすようすを見ることができます。今回の特別展示は、4月25日の「世界ペンギンの日」を記念し、ケープペンギンの生態や特徴だけでなく、温暖化や気候変動などによって絶滅の危機にひんしているケープペンギンの現状を知ってほしいという思いで企画しました。
期間中は、「世界ペンギンの日」の紹介をはじめ、普段はふたが閉じていて見ることができない巣箱の中を再現した展示や、2023年12月に誕生した「うしわか(牛若通り)」※1の生後3日目とほぼ同じ重さを体験できるぬいぐるみの設置など、見て触ってペンギンの生態を知ることができます。さらに、等身大のペンギンパネルと記念撮影ができるフォトスポットで、来館の記念に写真撮影もお楽しみいただけます。
国内の水族館で見ることができ多くの方に親しまれているケープペンギンですが、野生下では国際自然保護連合(IUCN)のレッドリスト※2において極めて絶滅リスクが高い種のひとつに分類されているいきものです。今回の展示では、野生下におけるケープペンギンの生態をはじめ、直面している課題や、さまざまなペンギン保護の活動などについてもパネルで紹介します。
特別展示の開催を記念し、4月19日(土)には、ケープペンギン担当の飼育スタッフが登壇し、生態や特徴などのペンギンに関する質問にお答えする特別イベント「飼育スタッフに質問!もっと知ってね!ケープペンギン」を開催します。
この機会にぜひ、ケープペンギンをもっと知るために京都水族館へお越しください。
※1 2023年12月13日付リリース:ケープペンギンの赤ちゃんが12月3日に誕生!
※2 世界に生息または生育する野生生物について、専門家で構成される検討会が、生物学的観点から個々の種の絶滅の危険度を科学的・客観的に評価し、その結果をリストにまとめたもの。
1.「もっと知ってね!ケープペンギン」概要
4月25日の「世界ペンギンの日」を記念し、京都水族館で飼育しているケープペンギンの生態や特徴を知っていただくさまざまな展示を行います。さらに、野生下において絶滅の危機にひんしているケープペンギンの現状を学び、ケープペンギンや身近ないきものについて考えるきっかけを提供します。
展示期間:2025年3月29日(土)~5月16日(金)
展示場所:1階休憩スペース(「ペンギン」エリアスロープ前)、1階「ペンギン」エリアの洞窟
料 金:無料 ※ 水族館入場料別。
①4月25日「世界ペンギンの日」紹介パネルと記念フォトスポットが登場
毎年4月25日前後に南極観測所で繁殖期を終えたアデリーペンギンが姿を見せることから、4月25日は「世界ペンギンの日」として制定されており、近年では、ペンギンの保護や環境問題について考える日にもなっています。年に一度の記念日の紹介と併せて、当館で飼育するケープペンギンのほか、国内の水族館で見ることができるさまざまな種類のペンギンを紹介します。さらに、「世界ペンギンの日」を記念し、等身大のペンギンパネルと記念撮影ができるフォトパネルが登場します。
展示パネル(イメージ)
中を見ることができる巣箱(イメージ)
展示パネル(イメージ)
特別イベント(イメージ)
ケープペンギンの羽根キーホルダー
リニューアルした景品のぬいぐるみ